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2012年11月03日

シンプルなコードと複雑なコード

大雑把に言って、
CとかAmとかって云うシンプルなコードと、
CM7とかAm7とか、もっと言えば、
CM7(9,13)とかAm7(9,11)とかって云う複雑なコードが有りますよね。

シンプルなコードは、
良く言えば、素直な音、素朴な響き、
悪く言えば、当たり前の音、単純な響き、
複雑なコードは、
良く言えば、豊かな音、余韻の有る響き、
悪く言えば、ひねくれた音、小難しい響き、
がする訳です。

例えば、




それぞれに特徴が有り、どっちが良いとかって話じゃ無い訳です。

まぁ、ここまでは当たり前の話なんですが、
ココで少し視点を変えてみます。

複雑なコードは音が沢山含まれています。
そうすると、当然ソリストが変な音を伸ばしたりすると、
コードの構成音とケンカしちゃう確率も高くなる訳です。

例えば、CM7(9,#11,13)なんてコードが有ったら、
使えるスケール(音階)は基本的にリディアン(構成音:C,D,E,F#,G,A,B)だけ。

まぁ、ソリストはバックのコードに縛られるって事ですね。

コレを逆に、凄く単純にして、バックをルートだけ(つまり、Cの音だけ)にすると、
ソリストは理屈の上では全てのスケールが使える事になります。

ルートと完全5度だけ(つまり、CとGの音だけ)にしても、
「全ての」までは行きませんが、理屈上は完全5度を含む全てのスケールが使えるので、
かなり沢山のスケールが使える事になります。
アイオニアン(メジャースケール)、
ドリアン、
フリジアン、
リィディアン、
ミクソリディアン、
エオリアン(ナチュラル・マイナー)、
ハーモニック・マイナー、
メロディック・マイナー、
ドリアン#4、
リディアン♭7、
メジャー・フリジアン(ハーモニック・マイナー・P5th・ビロウ)、
コンビネーション・ディミニッシュ、
ブルージー・ペンタトニック、
etc.

要するに、ソリストの自由度はバックが単純な方が高いって事です。

コレは、何かの提案をした時、
人数が少ない時は通り易いけど、
人数が増えれば増える程、
「そんな事されたらオレは困るぞ!」
「オイオイ、オレのやってるのとカブるじゃないかっ!!
 ケンカ売ってんのかっ!!」
みたいな事になり易いのと同じ様な事だと言えると思います。

チョッと演奏例を幾つか載せてみます。
バックに使ってるのは以前の記事(http://bit.ly/kBzm7G)にも使った、
EとBの音だけを使ったモノです。










弾き方にもよりますが、民族音楽的な感じになるのが分かると思います。
(まぁ、ホントはスケールの構成音の内の1つか2つを抜くと、もっと民族音楽っぽくなるんですが)
モーダルと云う表現も出来ます。

モチロン、これらのスケールを組み合わせて演奏をしても構いません。



んー、書いたスケール全部入れようと意識し過ぎてチョッと気持ちがお留守…


posted by 浦太 at 22:30| Comment(6) | TrackBack(0) | 音楽理論豆知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
毎回、楽しみにブログ読ませていただいております◎
普段、スケールをほとんど意識せず、感覚的にバッキングに合わせてアドリブしてますが、スケールとバックのコードを考えてみるのも面白そうだなと感じました。
今は、サンプル音源を聴けませんので帰ったら、もう一度このブログに遊びにこさせてもらいます(笑)
Posted by ゾンビ・イギー太郎 at 2012年11月05日 10:16
>ゾンビ・イギー太郎さん
コメント、ありがとうございます。
バックがシンプルだとソリストは「やり放題」です。
やり方によって、「民族音楽世界の旅」みたいな事も出来るので、是非お試しください。
Posted by 浦太 at 2012年11月05日 12:35
いやぁ、すばらしいです。すごく参考になりました。バッキングはシンプルにして、スケールで世界観を表現する、っていう感じですか?また参考にさせてください!
Posted by 鼓動 at 2012年12月08日 13:03
>鼓動さん
コメント、ありがとうございます。
おそらく、ほとんどの民族音楽の発祥と云うのは、こう云う感じ、
つまり、トーナルセンター(調性の軸音)だけが意識され、
それにメロディーが乗り、そのメロディーに使われるスケールが、
それぞれの民族の特徴となった、
そんな感じなんだと思うんですね。
それが、
「バックに沢山の音を使う(つまりコード)と、
 複雑になって面白いョ」
って事になってコード進行と云うのが生まれた。
でも、同時に、その事で或る一面は捨て去られた部分が有ると思うんですね。
で、
「じゃぁ、その逆やってみよう」
って云うのがモーダルな音楽、って感じなんじゃ無いでしょうか。
Posted by 浦太 at 2012年12月08日 13:50
なんだかすごいアドバイスを頂いてありがとうございます。
僕はスティールパンという楽器を弾くのですが、バッキングトラックをつくるのにいつもコードをどうやって複雑にするか、という方向にしか考えていなかったので、
ベースラインだけのシンプルなトラックで、いろんなスケールで楽器をひいて、世界観を表現できたらいいなとおもいます〜
Posted by 鼓動 at 2012年12月08日 14:43
>鼓動さん
スティール・パン、良いですよねぇ。
音色だけで、
「この世界なんだよぉ〜っ!!」
って云うのを感じさせてくれる楽器の1つだと思います。

こう云うシンプルなバックで演奏すると、
「音楽が生まれた時にタイムスリップ」
した様な、
「大地と空しか無く、時間がゆっくり漂ってる所」
で演奏している様な気分が味わえて楽しいですョ。
Posted by 浦太 at 2012年12月08日 15:38
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