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2012年12月21日

ボーカロイドに喋らせる

先日、童謡のお正月をジャズっぽくしてみる、って云う記事を書きました。
下が、その時に作った音源なんですが、

(コード進行等の詳細はコチラの記事を御覧ください。 http://bit.ly/TYpSuq

コレを聴いた読者の方がツイッターで、
「面白いです♪歌わせ方も矢野あきこ風(^-^)」
とコメントをくださいました。

実際、私が使っているボーカロイドの元声が、
「矢野顕子さんの娘である坂本美雨さん(モチロン坂本龍一さんの娘でもある)」
なので、作る時に少しだけ矢野顕子さんも意識したんですよね。
母娘のバーチャル融合、みたいな感じで。

で、折角コメントを頂いたので、
「じゃぁ、もっと喋る様な歌う様な、って感じ(矢野顕子さんかどうかは別にして)も、
 遊びとしてやってみるか。」
って感じで、こんなのを作ってみました。



コレも、音ごとのパラメーターは一切エディットしてません。
つまり、ベンドもダイナミクスも一切使ってません。
装飾音符で語尾等のピッチを変化させたりしてるだけです。

チョッと聞き取り辛い部分も有るかと思いますが、歌わせている内容は、
「もう、いったい、いくつ寝ると、
 お正月ったら、お正月?!
 お正月には、えーと、タコあげて、
 その後、コーマをまわして遊ぶんだからねっ。
 は・やぁ・くぅ、来いってば来ーい来い来いっ!!
 あ〜、お正月。」
です。

で、ついでに、こんな事もやってみました。



コレも、音ごとのパラメーターは一切エディットしてない、
つまり、ベンドもダイナミクスも一切無しです。

それどころか、コレと言った装飾音符さえ、ほとんど使ってません。
ボカロのデータが下の図なんですが、結構単純でしょ?!

(クリックで拡大)
関西弁ボカロ画面.JPG

歌わせてる(喋らせてる)内容は、
「『もう、いーくつ寝るとお正月なん?』
 みたいに関西弁のイントネーションにも
 したりも出来るんやでっ!!」
です。

先程も書いた様に、この記事で使った音源3つは、
全て、ベンドやダイナミクスと言った個々の音のパラメーターは使ってません。
ですので、時間をかけて個々の音のパラメーターをエディットすれば、
少なくとも今より、かなりリアルになる余地が残されているって事です。

一般に出回っているボーカロイドを使った曲は、
「機械っぽさを強調して、
 ケロケロ言ったり、
 極端な早口、
 息継ぎの為の休符無し、
 極端なアニメ声」
みたいなのが極端に多い様に思いますが、
「それ程手間をかけなくても、
 結構、普通に歌わせたり喋らせたりする事も出来る」
って事、分かって頂けたでしょうか?


posted by 浦太 at 20:32| Comment(8) | TrackBack(0) | ボーカロイド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月14日

童謡の「お正月」をアレンジして遊んでみました

年の瀬も迫って来た(この記事は2012/12/14に書いてます)ので、
童謡の「お正月」をジャズっぽくアレンジして遊んでみました。

元々の、と言うか、シンプルなコード進行は、多分こんな感じ。

||:C G|C  |G CG|C  |
|F Em|Am |C Am|G  |
|C G|C Am|G CG|C  :||
(昔からこの手の童謡のコード譜と云うのはタマに、
 「ど、どんな耳してんねん?!」ってくらいヒドイのが有るので、
 コード譜を見つけても簡単に鵜呑みにしない様に!!)

で、コレをジャズっぽくする為に、こんな風に。

||:C6 F7|Em7(♭5) A7|Dm7 G7|CM7 C7|
|FM7 B♭7|Am7 A7|Dm7 D7|G7  |
|C6 F7|Em7(♭5) A7|Dm7 G7|C6 G7:||

で、まぁ、コレをチャンとしたジャズ・ミュージシャンに渡せばソレらしく演奏してくれるハズですが、
私の場合は band in a box と云うオートアレンジ・ソフトにバッキングを演奏してもらうので、
更に band in a box が、よりソレらしく演奏してくれる様に入力したコード進行がコレ。

お正月コード.JPG

でもってスタイルで「ZZ JAZZSW.STY スウィングジャズ」を選択。

次にボーカルですが、コレも機械、つまりヤマハのボーカロイドを使う事に。
元声は坂本龍一さんと矢野顕子さんの娘である坂本美雨さん、つまり「 Mew 」です。

洋楽っぽさを出す為にメロディーをシンコペーションや裏ビートを強調する譜割りにして、装飾音符も多用。
(或る意味、日本語としてのリズムを犠牲にする事にはなりますが)

声を少し太くする為にジェンダーファクターを23に設定。
チョッとハスキーにする為にブレシネスを2、ブライトネス江を20、クリアネスを36に。

真面目に作る時は1つ1つの音毎にパラメーターを変えたりもするんですが、
遊びなので全体のパラメーターを触っただけ、ベンドやダイナミクスも一切変更を加えてません。
プラグイン・エフェクトのコンプレッサー(V3Comp)とリバーブ(V3Reverb)は使いましたが、
パラメーターやドライとエフェクトのバランスはデフォルト設定のままです。

つまり、ソコソコ人間っぽく聞こえるのは、全て装飾音符によるものだって事です。

1音毎のパラメーターをエディットしてないとは言え、
何コーラスも作るのは面倒臭いので1コーラスでエンディング。
と言ってもエンディングを作るのも面倒なので、
最後にギターソロを入れてフェイドアウトする事に。

band in a box のデータとボーカロイドのデータをWA∨ファイルにエクスポートして、
DAWソフトの Sonar からインポート。

ブルージーなギターソロをチョコチョコッと弾いて録音は完了。
使用したギターはアイバニーズの S5470 ですが、ギター本体のピックアップは使ってません。
後付のローランドの GK-3(http://www.roland.co.jp/products/jp/GK-3/)を通して、
ローランドの VG-99(http://www.roland.co.jp/products/jp/VG-99/) に繋いでます。
( S5470 及び、改造して GK-3 を乗せた記事はコチラ http://bit.ly/jlmCyk

VG-99 のセッティングは、
ギターのモデリングにフルアコ(ギブソンのL4のモデリング)を使い、
アンプのモデリングに∨Oクリーン(∨OXの AC-30TB のモデリング)を使い、
Gain 103、Bass 85、Middle 81、Treble 87、Presence 28、のセッティング、
マイクのモデリングに DYN421(ゼンハイザーの MD-421 のモデリング)をオンマイクで使ってます。
VG-99 に内蔵のエフェクトはスプリング・リバーブを僅かにかけたのとルームエコーを使ってます。

後は、ボーカルに200mSec のステレオディレイをかけ、
全体にリバーブ(Sonar 備え付けのレキシコンのプラグインでホールエコー)を
適当(後で聴くとチョッと深め過ぎた気もしましたが、コレはコレで心地良かったのでそのままUP)にかけて、ハイ、出来上がったのがコレです。
イコライジングは一切してません。



この記事の主旨は、
「チョッとアレンジを変える事で曲の雰囲気は随分と変わるんですョ。」
でもあり、
「ボーカロイドにだって結構人間っぽく歌わせる事が出来るんですョ。」
でもあり、
「VG-99 や GR-55 を使えばソリッドのギターでもフルアコみたいな音を出す事も出来るんですョ。」
でもあり、
「日本の楽器メーカーの技術はホントに凄いんですョ。
 この音源で使っている楽器は、
 ギターはアイバニーズ(S5470)+ローランド(VG-99)、
 歌はヤマハ(VOCALOID3 Mew)、
 バッキングはローランド(Virtual Sound Canvas DXi)
 全て国産の楽器なんですョ。」
でもあり、
「今は個人レベルでも、1日あれば一人でコレぐらいの事は出来る時代なんですョ。」
でもあります。
ラベル:V-Guitar ボカロ
posted by 浦太 at 09:17| Comment(0) | TrackBack(0) | ボーカロイド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月21日

楽器に逆らわない音作り

先日から書いている様に、「和(やはらぎ)」にはボーカロイド(坂本美雨さんが元声のMew)を使ってます。

ですが、その事を知らせずに曲を聴いてもらって、
ボーカロイドだと気付いた人は、今の所一人もいません。
そして、今の所、100%の人がボカロだと知るとビックリします。

YouTubeでボカロを使った音源を沢山聴いて見ましたが、自分でも、
「最も人間臭い部類」
に属すると思います。

ボカロを初めて使った私が作ったモノが何故そうなったのか?

これは、多分、
私が初めて使う楽器やエフェクターで音を作る時の考え方や、
手順が大いに関係していると思うので、今日は、その事について書いてみます。

大雑把に書くと、
 01.作りたい音のイメージを具体的に持つ。
 02.音源そのものに、どれぐらい逆らえるかを試す。
 03.出来るだけ逆らわないでイメージに近づける方法を考える
 04.音源そのものの長所を感じる。
 05.長所を生かす為には元々持っていたイメージに拘らず、長所を優先する。
みたいな感じです。

具体的な例を交えながら書いて行きますね。

【01.作りたい音のイメージを具体的に持つ】
 「和(やはらぎ)」の歌の場合、私の中の具体的なイメージは、
 「元ちとせさん」
 でした。
 「コブシ(小節)」は多用したいけれど「演歌」ではなく「民謡的」なモノ、
 特に「元ちとせさん」や「中孝介」の様な「奄美の島唄」のコブシのイメージ。
 つまり、ファルセットを駆使したコブシのイメージです。

【02.音源そのものに、どれぐらい逆らえるかを試す】
 コブシを例にとれば、実際のメロではなく1音だけで、
 「ファルセットを駆使したコブシ」
 を色んな方法(ベンド、装飾音符、DAWでの処理やハーモナイザー)で、
 まず、極端にした感じで試しました。
 どれぐらいで不自然に感じるのか、どの程度まで原音に逆らえるのか、
 そう云う感じで試してみた訳です。
 この時点で、
 「ファルセットを駆使したコブシ」
 を自然に感じる範囲で作るのは無理、って云う結論を出しました。
 他にも、イントロのミュージックボックスの音色を、
 極端にイコライジングしてみて、
 「自分のイメージにイコライジングで不自然さ無しに近づけるのは無理」
 って云う結論にも至りました。

【03.出来るだけ逆らわないでイメージに近づける方法を考える】
 「ファルセットを駆使したコブシ」
 が無理だと云う結論に達したので、
 「ファルセット」
 と云う部分を捨て、
 「奄美の島唄のコブシ」
 そのものでは無いけれど
 「奄美の島唄のコブシを連想させる自然なコブシ」
 に方向転換しました。
 ミュージックボックスもイコライジングで修正するのでは無く、
 他の音色を混ぜると云う方向に切り替えました。
 イントロのミュージックボックスの音は、
  ミュージックボックス、
  ピチカート、
  ハープ、
 の3種の音で作っています。
 (実際には更にその「3種の音」×2でほんの少しピッチを変えています)

【04.音源そのものの長所を感じる】
 ボーカロイドもサンプリングの技術の応用ですから、
 音域によって音質が異なります。
 それぞれの音域でのオイシイ所(長所)を感じて、
 大雑把なイメージを覚える様にしました。

【05.長所を生かす為には元々持っていたイメージに拘らず、長所を優先する】
 感じた声質の長所を生かす様にコブシを加えたり調整したり。
 ミュージックボックスの音も、
  ミュージックボックス、
  ピチカート、
  ハープ、
 の配分を調整。

まぁ、大体こんな感じです。
ただ、言葉で説明するとこうなるだけで、
実際の作業中は、
「何となく流れの中で必要な事をやってる」
って云う感じなんですが。

これらの中で一番重要だと私が思っているのは、
「元々のイメージに拘り過ぎて不自然にならない」
って云う事です。
必要で有れば、バッサリ捨ててしまう(上記の例だと「ファルセット」)。

極力、今、目の前に有るものを生かす、生かせないなら捨てる、
そんな感じです。

これは、他の曲、他の音源についても同じですし、
ギターの音色を作る時も同じです。

ですので、イコライザーをあまり使わない事が多いです。
使わないで済むならソレが一番良い、って感じです。

レコーディング全般に関して、
積極的に使うのは残響系(リバーブ、ディレイ)だけで、
ソレ以外のエフェクトは、どちらかと言えば、
「仕方なく使う」
って云うのに近い感覚です。

音楽は「嗜好品」の傾向が強いので、
「何が正解」
と云うモノは存在しませんが、
ネット上の音源を聴くと、凝り過ぎて、
「平坦」だったり、
「レンジが狭い」と感じたり、
「耳が痛い」と感じたりする事も多いので、
「自分の作る音に、何か不自然さを感じている人」
には、参考にして頂ければ、と思います。
posted by 浦太 at 16:00| Comment(4) | TrackBack(0) | ボーカロイド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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