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2012年08月28日

コードネームの書き方の違いは『方言』みたいなモノ

久しぶりに音楽の事を書きます。

以前の記事(http://bit.ly/imxGQD)にも書きましたが、
コードネームは、コードの構成音が分かる様なルールに従って書かれています。
ですが、完全に書き方が統一されている訳ではありません。

例えば、「シーメジャーセブン」って云うコードを、
CM7と書く人もいれば、
CMaj7と書く人もいる、
C△7と書く人だっている。

「シーマイナーセブン」も、
Cm7と書く人もいれば、
C−7と書く人もいる、
Cmin7と書く人だっている。

「シーオーギュメント」だって、
Caugと書く人もいれば、
C+書く人もいる。

「シーマイナーセブンフラットファイブ」なんかに至っては、
Cm7(♭5)と書く人もいれば、
Cm7(−5)と書く人もいる、
Cm7−5と書く人もいれば、
Cm7−と書く人もいる、
C−7(♭5)と書いても間違いじゃないし、
CΦ7なんて書き方をする人さえいる。

「じゃぁ、どれが一番正しいの?」
いや、どれも、それなりの理由(詳しく書くとキリが無いので書きませんが)が有って、
どれも正しいんですョ。

「どれ使っても良い訳?」
まぁ、そうです。

でもね、ココでチョッと視点を変えてみましょう。

「コードネームを書く」
と云う事は、
「その、書かれたコードネームを見て演奏する人が居る」
って事でしょう?

「自分で書いたモノを自分が見て演奏するだけ」
って場合なら、あなたのやりたい様にやれば良いだけです。
極端な事を言えば、
「オレはシーメジャーセブンは『*@!』って記号に決めた!」
だって良い訳ですョ。

でも、あなたが書いたモノを渡す、そう仮にAさんが、
「シーメジャーセブンをCM7と普段書いている人」
であれば、
「CM7と書いてあげた方が演奏し易い」
でしょうし、
「C△7と普段書いている人」
であれば、
「C△7と書いてあげた方が演奏し易い」
でしょう?

特定の人に見せるのでは無く、不特定多数の人に見せるのが目的の場合、
例えばブログにコード進行を載せるとか…
そんな時は、一般的によく使われる(つまり、よく見かける)書き方を使う、とかね。

少なくとも、自分が色んな書き方を知っているからと言って、
||: CM7 | FMaj7 | A♭△7 | D♭M7 :||
なんて書き方をしたら、見る方は混乱しますよね?!

||: CM7 | FM7 | A♭M7 | D♭M7 :||
とか、
||: CMaj7 | FMaj7 | A♭Maj7 | D♭Maj7 :||
とか、
||: C△7 | F△7 | A♭△7 | D♭△7 :||
とか書いてあげないと。

要するに、
「ソレを使う人側の身になって書いてあげた方が良いと思いますョ」
って事なんですョ。
(まぁ、若い時は私もそんな配慮は出来ませんでした、と言うか、考えてもいませんでしたが…)

コードネームを書くって事は、
「ソレを使ってコミュニケーションをとる事」
なんですョ。

それに、音楽って云うのは、
「少し方言が有る程度の『或る種の共通言語』」
ですからね。

実際、私は25年程前に、当時教えていた音楽専門学校と友好関係にあった、
ロサンゼルスのM.Iって云うアメリカの音楽学校に数日だけ、
見学と言うか、研修と言うか、で行った事が有るんですが、
「英語ちんぷんかんぷん」
の私でも、音楽理論的な話は、ある程度分かりましたしね。
音楽以外の会話はサッパリ分かりませんでしたが…

日本語カタコトのアメリカ人とバンドを組んでた事も有りますが、
日常会話はお互い全然通じてませんでしたが、音楽の部分は割と通じてましたしね。

「コードネームの書き方の違い」

「方言みたいなもの」
それも、
「チョッと相手に気を配るだけで、世界的に通じる方言」
ですからチョットした違いには対応できる方が良いと思いますョって事なんですよ。

丁度、最近、読者の方から、
「私が見た事が無い『コードネームの方言』」
に、ついてコメントで質問を頂き、
私なりに答えてみました。

興味のある方は、以下の記事のコメントの部分を読んでみて下さい。
「自分が見た事の無いコードネームであっても、
 かなり沢山の事が読み解けるモノだ」
って事が分かると思います。
http://bit.ly/kZfNal


ラベル:コード 音楽理論

2010年09月03日

03コードネーム10(音楽理論の基礎知識)

こう説明するのは、今までの記事の説明に無かったコードです。

まずはディミニッシュ7とハーフディミニッシュ。
ディミニッシュ7はP1、m3、−5、−7をコードトーンに持つコードです。
特徴は全てのコードトーンがm3で積み重なっている事です。
次の図を見てください。
(クリックで拡大)
ディミニッシュ.jpg
また、ディミニッシュ7は全てのコードトーンがm3積み重なっているため、例えば、
Cdim7、D#dim7、F#dim7、Adim7、は実音上(記譜上は別)同じコードトーンを持ちます。

次にベース音を指定するために特殊な表記をする場合について書きます。
次の図を見てください。
(クリックで拡大)
分数コード.jpg
この様なコードの事を「分数コード」とか「オン・コード」と呼びます。
上部のコードがトライアド(1度、3度、5度の3声で構成されているコード、例えばC△やCm)の場合は、アッパー・ストラクチャー・トライアドと呼ぶ場合もあります。

この様にベース音がルートにならないコードは次の2つに大別されます。
(詳しくは説明しません。チャンと説明するには説明を受ける側の人にも高度な知識が必要です)

 01.ベース音がコードトーンである場合。
   そのまま上部のコードとして響く。
   例えば CM7 on G はそのまま CM7 としての響きを持つ。

 02.ベース音がコードトーンでない場合(多くの場合はテンションノート)。
   ベース音をルートとして響く。
   例えば CM7 on D は D7sus4(9、13) としての響きを持つ。

今回で一応コードネームに関しての講座は終了します。
次回からはメジャースケール(日本語で言うと長音階です)の講座を始めます。
この項目は難易度は低いので一息つきながら読んで頂けると思います。

2010年08月27日

03コードネーム09(音楽理論の基礎知識)

今日は6弦がルートになる場合を例にとって、テンションノートを含むコードの考え方を書きます。
ですので、ギタリスト以外の方はあまり興味はないかと思います。

例によって、今までの記事内容は理解して頂いていると云う前提で書きますので、書いている意味が分からない場合は遡って以下の記事を先に読んでください。
逆に言えば、今までの「音楽理論の基礎知識」と云うカテゴリの記事を理解している方であれば分かる内容だと言う事です。

コードネーム01
http://dtmurashima.seesaa.net/article/155852036.html

コードネーム02
http://dtmurashima.seesaa.net/article/156341399.html

以前、6弦がルートになる場合を例にとってテンションノートを含まないコード考え方を書きました。
http://dtmurashima.seesaa.net/article/156580946.html

今日はその続編になると云う事になります。

また、今日の説明はアンサンブルの中で演奏する事を前提としています。
つまり、
「ルートの音はベースが弾くからギターは弾かなくても良い」
と云う前提で書いている、と云う事です。
ですので、6弦の8フレットのCの音がルートになると云う前提で説明しますが、6弦8フレットは押さえないと云う方向で説明します。

テンションノートはあまり低いと濁るので、高音弦に位置する様に押さえるのが基本です。

以前にも書きましたが、大切なのは押さえる形を丸覚えするのではなく、どの弦が何度の音になっているかを認識する事です。
そうすれば、自分でコードは作れます。
コード表に頼る必要は無くなる訳です。
コード表などと云う物は所詮「自転車の補助輪」みたいなモノだと思ってください。
何時までも補助輪に頼っている様では本当に乗れる様にはなりません。

では、まずは9thから。
6弦8フレットがルートの場合、1弦の9フレットは♭9(m9)、10フレットは9(M9)、11フレットは#9(+9)に相当します。
前回の記事で書いた様に、♭9(m9)と#9(+9)がテンションノートとして使えるコードのタイプは7thコードだけ、9(M9)はメジャー系コード(3度がm3のコード)でもマイナー系コード(3度がm3のコード)でも使えます。
http://dtmurashima.seesaa.net/category/8286645-1.html
ですから、以下の様なコードが使えるって事になります。
(クリックで拡大)
9th-01.JPG
(クリックで拡大)
9th-02.JPG
(クリックで拡大)
9th-03.JPG

次に11th。
6弦8フレットがルートの場合、11thが押さえられる可能性の有る弦は2弦と3弦です。
2弦を使った場合は5度の音が押さえられなくなり、3弦を使った場合は3度の音が押さえられなくなります。5度はP5の場合、省いてもかまわない(何故省けるかの説明は長くなるのでしませんが)音です。
3度はコードの明るさを決定する重要な音なので、基本的には省けないのですが、他の楽器(例えばキーボード)に任せると云う考え方で、ギターが省く場合はあります。
また、3度を省いて11(P11)を加えた場合、P11とP4は同じ音なので(ルートがCの場合はFの音)sus4 としても使えます、と言うか、ギターだけならsus4 として響きます。
前回の記事で書いた様に、11(P11)が使えるのはマイナー系コード(3度がm3のコード)です。
#11が使えるのはメジャー系コード(3度がM3のコード)です。
http://dtmurashima.seesaa.net/category/8286645-1.html
ですから、以下の様なコードが使えるって事になります。
(クリックで拡大)
11th-01.JPG
(クリックで拡大)
11th-02.JPG

最後に13th。
6弦8フレットがルートの場合、13thが押さえられるのは2弦です。
前回の記事で書いた様に、♭13(m13)がテンションノートとして使えるコードのタイプは7thコードだけ、13(M13)はメジャー系コード(3度がm3のコード)で使えます。
http://dtmurashima.seesaa.net/category/8286645-1.html
ですから、以下の様なコードが使えるって事になります。
(クリックで拡大)
13th-01.JPG

上記のテンションノートを複数含んだコードも考えられる訳ですから以下の様なコードも「有り」です。
(クリックで拡大)
複数テンション01.JPG

今日書いたコードは思いつくままに書いたものですので、このポジションで弾ける全てではありません。
しかも、6弦8フレットのCの音を基準にして作っただけですのでポジションを変えればこの数倍は簡単に導き出せます。

まぁ、自分でコードを作るのは結構高度と言えば高度ですが、もし、あなたがプロを目指すのなら、出来て当たり前の事ですので、是非この機会に出来る様になってください。

次回は、チョッと特殊な表記をするコードについて説明します。
fx
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