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2010年12月16日

05マイナー・スケール05(音楽理論の基礎知識)

今日は、チョッとオマケ的な事を書きます。

まずは「メジャー」「マイナー」と云う言葉について書きます。
カテゴリーの
「基礎音楽理論02音程」
の最初の方に音程には、
「メジャー」「マイナー」「完全」「増」「減」
などの種類が有る、と書きましたが、一般的に単に
「メジャー」「マイナー」、或いは「メジャー系」「マイナー系」
と言う場合には、少し意味が違ってきます。

一般的に、人間は、3度の音が
「M3」
だと明るく感じますし、
「m3」
だと暗く感じます。

ですので、キー、スケール、コード、
これらをメジャーだとかマイナーだとか言う場合は3度が、
「M3であるか」
「m3であるか」
を指しています。

例えば、C7と云うコードは3度はM3、7度はm7です。
この場合、7度はm7ですが、3度がM3なので、
「M系コード」
って事になる訳です。

スケールも、このブログで今まで説明した4つのスケール、
 Mスケール(メジャー・スケール)
 Nmスケール(ナチュラル・マイナー・スケール)
 Hmスケール(ハーモニック・マイナー・スケール)
 Mmスケール(メロディック・マイナー・スケール)
の内、Mスケールだけは3度がM3なのでM系、
残りの3つは3度がm3なのでm系と云う事になります。

先程、
「人間は3度がM3なら明るい、m3なら暗い」
と感じると書きました。

では明るさが変わるのは3度だけでしょうか?

確かに一番大きく変わる部分は3度です。
ですが、他の音も明るさに微妙に影響します。
3度の音ほど明快に明るさが変わる訳ではないので、
感じ方にはある程度個人差が有ると思いますが、
一般的にはその他の音も上がっていると明るく、
下がっていると暗く感じる傾向が有る、
と言われています。

普通、スケールは出発点と終点は1オクターブ違いの同じ音です。
Cから始まれば、1オクターブ上のCに行く訳です。
下の図を見てください。
(クリックで拡大)
スケールの明るさ.jpg

つまり、このブログで今まで説明した4つのスケールを
明るい順に並べると
 Mスケール(メジャー・スケール)
 Mmスケール(メロディック・マイナー・スケール)
 Hmスケール(ハーモニック・マイナー・スケール)
 Nmスケール(ナチュラル・マイナー・スケール)
と云う事になります。

また、ある程度知識の有る方のために、
Mスケールを転回した時に出来る7つのスケールを
明るい順に並べると
 リディアン
 アイオニアン(Mスケールと同じ)
 ミクソリディアン
 ココまでがM系、
 以下m系となり
 ドリアン
 エオリアン(Nmと同じ)
 フリジアン
 ロクリアン
と、なります。

3度以外の明るさの違いは微妙で、感じ方には個人差も有ると思いますが、参考にしてください。

次回からはメジャー・ダイアトニック・コードの説明を行います。


2010年12月05日

05マイナー・スケール04(音楽理論の基礎知識)

前回はハーモニック・マイナー・スケール(和声的短音階)について書きました。

ナチュラル・マイナー・スケール((自然的短音階))の、
「リーディング・ノート(導音)が無い為に、
 メロディック・ケーデンス(メロディー上の終止感)が弱い」
と云う欠点を補う為に作られたハーモニック・マイナー・スケールですが、
コレにもまた、欠点が有ります。

この様に5度6度間がm2(半音1つ分)と狭く、6度7度間が+2(半音3つ分)と
凸凹が激しく、スケール(音階)としてのバランスが悪い、結果的に歌い難いんです。

じゃぁって言うんで、6度の音も半音上げて、
5度6度間も6度7度間M2(半音2つ分、つまり全音1つ分)に揃えてしまったのが、
メロディック・マイナー・スケール(旋律的短音階)です。
(クリックで拡大)
Mm01.jpg

「んじゃ、ナチュラル・マイナー・スケールの欠点を無くしたのが、
 ハーモニック・マイナー・スケールで、その欠点も無くしたのが、
 メロディック・マイナー・スケールなんやから、
 メロディック・マイナー・スケールは完璧なんやね!!」
残念!!
メロディック・マイナー・スケールにも欠点は有るんです。

メジャー・スケールは、
「T、U、V、W、X、Y、Z」
ナチュラル・マイナー・スケールは
「T、U、♭V、W、X、♭Y、♭Z」
ハーモニック・マイナー・スケールは
「T、U、♭V、W、X、♭Y、Z」
メロディック・マイナー・スケールは
「T、U、♭V、W、X、Y、Z」
です。

メジャー・スケールとメロディック・マイナー・スケールの違いは、
Vと♭Vの違いだけなんです。
(クリックで拡大)
Mm02.jpg
つまり、メロディック・マイナー・スケールは他のマイナー・スケールよりも明るい響きを持っているんです。
マイナー・スケールの特徴は「暗さ」にある訳ですから、言い換えると、
「メロディック・マイナー・スケールは最もマイナー・スケールの特徴が薄い」
と云う事になります。

なので、m(マイナー)キーでは、
「主となるのはナチュラル・マイナー・スケールであり、
 ハーモニック・マイナー・スケールや
 メロディック・マイナー・スケールは
 ナチュラル・マイナー・スケールを補う為に部分的に使う」
と云う事になります。

では、
「ナチュラル・マイナー・スケールを補う為に部分的に」
とは、どう云う事かと言うと、
「ナチュラル・マイナー・スケールには無いリーディング・ノートが必要な部分」
つまり、
「ケーデンスが必要な部分」
で使う事が多い、と云う事です。

さて、チョッとサンプル音源を載せてみます。

【メロディック・マイナーだとこんなメロディーが】
≫ココをクリックすると再生されます≫

【ナチュラル・マイナーだとこんな風になっちゃうし】
≫ココをクリックすると再生されます≫

【ハーモニック・マイナーだとこんな風になっちゃう】
≫ココをクリックすると再生されます≫

「もし、この世にメロディック・マイナーが存在しなかったら、
 イエスタデイは、あれ程までの名曲にならんかったんとちゃうやろか?」
って思うのは、私だけでしょうか?


次回はマイナー・スケールの講座のオマケとして、
「メジャーとマイナーの違い」
「スケールの明るさの違い」
について書く積りです。

2010年11月19日

05マイナー・スケール03(音楽理論の基礎知識)

前回、ナチュラル・マイナー・スケールには欠点が有ると書きました。

前々回、メジャー・スケールが、
「T、U、V、W、X、Y、Z」
なのに対し、ナチュラル・マイナー・スケール
「T、U、♭V、W、X、♭Y、♭Z」
である事は説明しました。

そして、メジャー・スケールの説明の最終回でリーディング・ノートについて説明しました。
もう一度書くと、
「リーディング・ノート(導音)とは、
 トーナル・センター(調性の軸音)のm2下(或いはM7上)の音、つまりZの音、
 Cキーで言えばBの音で、
 メロディーが、このリーディング・ノートからトーナル・センターにm2上向すると、
 つまり、Cキーの場合ならメロディーがBからCに動くと、
 強いメロディック・ケーデンス(メロディー上の終止感)が発生する」
と云う事です。

ところが、ナチュラル・マイナー・スケールは♭Zとなっている為にリーディング・ノートが存在しません。
つまり、
「ナチュラル・マイナー・スケールは、リーディング・ノートが存在しないため、
 メロディック・ケーデンスが弱い」
と云う事です。

そこで、
「えーい、それなら♭Zの♭を取って、無理やりリーディング・ノート作っちゃえっ!!」
て作られたのが、ハーモニック・マイナー・スケール(日本語では和声的短音階)です。

あくまでマイナー・キーの主軸となるのはナチュラル・マイナー・スケールであり、ハーモニック・マイナー・スケールはケーデンス(終止感)が必要な部分で補助的に使われます。

ですので譜面を書く時に、調号はナチュラル・マイナー・スケールのものを使い、ハーモニック・マイナー・スケールにするためには臨時記号を使います。
下の図は、その例です。
(クリックで拡大)
Hm例.jpg

では、実際に簡単なメロディーでメロディック・ケーデンス(メロディ上の終止感)を比較してみましょう。

【メジャー・スケール】
≫ココをクリックすると再生されます≫

【ナチュラル・マイナー・スケール】
≫ココをクリックすると再生されます≫

【ハーモニック・マイナー・スケール】
≫ココをクリックすると再生されます≫

ナチュラル・マイナー・スケールが一番「終わった」って感じが薄いでしょう?

最後にオマケです。
クリスマスソングでお馴染みの「赤鼻のトナカイ」です。

【メジャー・スケールで弾いた赤鼻のトナカイ】
≫ココをクリックすると再生されます≫

トナカイ嬉しい.jpg

【ハーモニック・マイナー・スケールで弾いた赤鼻のトナカイ】
≫ココをクリックすると再生されます≫

トナカイ悲しい.jpg

ちなみに私、トナカイとシカとあんまり区別がついてません・・・
fx
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